- 1英の火星着陸機、打ち上げ準備 ロック音楽 投稿者:靴屋のスミス 投稿日:01月11日13時44分48秒
- http://www.asahi.com/0111/news/international11009.html
英国の火星着陸機「ビーグル2号」の準備が、2003年6月の打ち上げを めざして進んでいる。火星着陸をめざすのは米ロ以外では初めて。米航空宇宙 局(NASA)の探査機より一足先に到着、生命の痕跡を探す。地球に送る着 陸の合図に英国の人気ロックバンドの曲を使い、カメラの色調整用の色彩サン プル板も有名アーティストに描いてもらうなど、遊び心もたっぷりの新人の登 場だ。 ビーグル2号は、欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機「マーズ・エクスプ レス」に積み込んで打ち上げられる。火星到着後に切り離され、クリスマスの 翌日、12月26日に火星に軟着陸する。ビーグル号は、英国人であるダーウ ィンが進化論を書くきっかけとなったガラパゴス諸島への旅に使われた船。生 命の本質にかかわる発見をしたいとの願いがこもる。
ビーグル2号は重さ約65キロの小型着陸機で、大気との摩擦とパラシュー トで減速する。バルーンを膨らませて火星表面に落下、2つに分かれたバルー ンが開くと、中からスーツケースほどの本体が現れる。エアバッグで軟着陸に 成功したNASAのパスファインダーに似た方法だ。本体を保護する素材は衝 撃に耐えるよう、カーレースのF1(フォーミュラ・ワン)車で知られるマク ラーレン社が作る。
主要観測装置は懐中電灯ほどの大きさの「モグラ」で、紫外線で殺菌されて いない地下の土砂を掘り出す。バネを使って尺取り虫のように進み、大きな岩 に寄りかかるようにして地下を掘る。地球外では初めて、質量分析器によるガ スの分析も行う。生命活動があった場合には、炭素などの放射性同位体比に変 化が表れるためだ。
費用は約3000万ポンド(約50億円)。傘下に英国立宇宙センターを抱 える英貿易産業省が3分の1負担するほかは、大学や産業界、また民間のスポ ンサーを募って賄う。
地球外で着陸を試みるのは英国にとって初めて。宇宙センターのポール・マー ディン博士は「確かにリスクは大きい。しかし、NASAの成功と失敗の経験 に学び、チームの運営では日本に学んでいる。世界の知恵が生かせるのは幸運」 といい、クリスマス休暇にビーグル2号の音楽が世界中に鳴り響くのを楽しみ にしている。
NASAは1999年12月に火星着陸に失敗、いったん計画を白紙に戻し た後、2004年1月の着陸をめざしている。(13:13) ビーグル2号の火星着陸想像図。花びらのように開いたのは、太陽電池板=英 オープン・ユニバーシティ提供
- 2 投稿者:甘史太 投稿日:08月22日23時05分28秒
- 日本(宇宙研)でも、火星探査衛星を打ち上げてたなんて全然知らなかった。
地表に着陸しないのは残念だが、3年後が楽しみ。
>「のぞみ」(PLANET−B)は、日本初の火星探査機です。1998年7月4日に、 >M-Vロケット3号機によって内之浦の鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられました。 >PLANET-B計画の主な目的は、火星の上層大気を太陽風との相互作用に重点をおいて >研究することです。姿勢・軌道制御用の燃料をふくむ「のぞみ」の打ち上げ時の重さは >541kgで、火星に到着した際の予定軌道は近火点が150km、遠火点が火星半径の15倍です。 >現在「のぞみ」は太陽中心軌道をまわっており、2004年1月に火星に到着する予定です。
http://www.isas.ac.jp/j/enterp/missions/nozomi/cont.html
英の火星着陸機、打ち上げ準備 ロック音楽
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